(2017/06/01更新)
NAGAYA 本町は、集う人たちの「こんなこと出来たらいいなぁ」という想いを応援しあい、実現していく、長屋的なちょっとおせっかいな関わり合いがある「多世代×多業種があつまるシェアオフィス」です。利用者同士のタテ(世代)とヨコのつながりを広げられることで人気を呼んでいます。
そこで今回は、仕掛け人である株式会社ゲートウェイの広瀬社長に、NAGAYA本町が生まれたコンセプトや、創業者におすすめのサービスについて伺いました。
集まる方たちを想って名付けた「NAGAYA」
NAGAYAのコンセプトは、私自身が独立してシェアオフィスを経営しようとする際にはある程度固まっていて、その思いを込めたブランディングについては、事業の立ち上げを手伝ってくれた仲間たちと、かなり時間をかけて議論をしていました。
その当時、こういう場所を一般的には「レンタルオフィス」と呼称していましたがとても無機質な印象があり、あえてマイナーだった「シェアオフィス」という呼び方にこだわりました。そういうこともあり、自分が込めたい思いにあったネーミングについてもいろいろ模索していたところ、誰からともなく偶然「長屋(ながや)」という言葉が出てきたんです。
利用者が互いに応援し合い、実現していくシェアオフィスというここに集まってきてほしい人たちのイメージから湧いて出てきた感じです。独立前は設計業界に身をおいていたのですが、その際にも「長屋」という言葉は建築様式でよく出てきていたので、まさにコンセプトの通りでしたね。
あとは漢字にするかひらがなにするかだったんですけど、長屋という少し古めかしい言葉を人に響かせていくために、あえてローマ字表記にしてみました。
東京の青山からスタートしたので、少しカッコよくしたかったというのもありますけどね(笑)
経験とノウハウが詰まったこだわりの設備
オープンスペースと個室(専有区画)に分かれています。
分け隔てなくいい距離感を保ちながら、同じ空間で働けるような設計にしております。
まず意識したポイントは、備品などで利用者に余計な出費がかからないようにする、という点です。
利用者の方にとって「自分のオフィスのように」使ってほしいので、それまでに培ってきたノウハウや起業したときの経験から、「これが必要になる」と思われる様々な備品を用意しました。
さらに、専用区画を囲っている壁は高さを1m50cmにしました。
設計の観点からみると、日本人の平均身長の場合、この高さだと外側と内側のバランスが非常に良いとされているんです。
これより高く設定してしまうと、内側にいる際にすごく圧迫感が出てきてしまうので、ちょうどいいバランスを探しました。
24時間体制で、年中無休で運営していることですね。
業種によっては夜型の人もいらっしゃるので、様々な業種の方に対応できるようにしています。
異業種同士が交流できることがNAGAYAの魅力
ITやクリエイティブ系など、利用される方の業種は様々ですが、異業種同士の方たちが情報交換や世間話であらゆることを共有できるので、そこにNAGAYAとしての良さがあると思います。
交流を行っていくことで情報を得て、ヒントを得ることができたり、弱点を補いあうこともできる。「長屋的なおせっかいな関わり合い」そのものだと思います。
税理士を招待しての税務セミナーや創業セミナーを行いました。
東京では2か月に1回、交流イベントやセミナーなどを開いていまして、本町でもこれから開催していく予定です。
利用者だけでなく外部からの参加もOKです。
Facebookでもお知らせしておりますので、よろしかったらチェックしてみてください。
可能な限りの助走期間を持つようにしたほうがいいと思います。
2足のわらじでスタートして、「ココ」というタイミングが必ず来るので、そこで本格始動する、という流れがオススメです。
私自身も起業したので、この助走期間の重要さがよくわかります。
この期間に知識やノウハウを得ることで有利に働くので、様々な情報共有ができるNAGAYA本町をご利用いただけたらと思います。
ちなみに、江戸時代の長屋と関わっていた「大家さん」というのは今とは少し違って、世話役のようなものだったそうです。
利用者の方から相談を受けることもたくさんあるので、まさにこの「江戸時代の大家さん」のように利用者のサポートをしていきたいですね。
NAGAYA本町の詳細はこちら→多世代×多業種があつまるシェアオフィス「NAGAYA本町」
(取材協力:株式会社ゲートウェイ 代表取締役社長 広瀬 新朗(ひろせ よしあき) )
(編集:創業手帳編集部)